電話が鳴りました。
死にかけの猫を拾いましたと。
先住猫さんは、投薬治療中の子で猫見知り。
投薬時間になっても、押入れでボイコット。
小さくてまだ若い猫さんなんです。
どうしたらいいでしょう?
見てもらえますか?
はい。ただし!あくまでも私は医者ではありません。
出来る事は限られてます。
掛かりつけ病院は定休日。
引き取り、ミルクを飲ませて
ノミダニの駆虫スポット、補液を入れる。
怪我してる部分を消毒する。
老猫さん、おばあちゃんでした。
牙も1本なく、歯も無く、骨と皮だけで
栄養失調、脱水症状があるのは解ります。
目も白内障っぽいかな。
後はこの子の生命力です。
どうなるかわかりません。
朝、穏やかなお顔の猫さんが居ました。
静かに横になってる猫さん。
帰るまでまっててくれるかな?
回復してくれるかな?
願いは虚しく、帰宅すると冷たくなって・・・
助けてあげられなくてごめんね。
でも来てくれてありがとね。
最後にいいお顔見せてくれてありがとね。
保護された方が火葬へと連れていってくださいます。
2年ほど前まで保護した近くで餌をあげてた方が
居たそうです。
その方は今施設へ入居されてます。
この子はその方に可愛がってもらってた猫だと思われます。
その間、きっと寂しかったんだろうな。
辛い時間を過ごしたんだろうな。
最後に優しい人の腕に抱かれて良かったね。
安心して寝れて良かったね。
助けてあげられなかったけど
安らかに眠れて良かったね。
拾ってくださってありがとうございました。
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