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2019年7月18日木曜日

行き倒れにゃん

仕事終わるのを待ってましたとばかりに
電話が鳴りました。

死にかけの猫を拾いましたと。
先住猫さんは、投薬治療中の子で猫見知り。
投薬時間になっても、押入れでボイコット。
小さくてまだ若い猫さんなんです。
どうしたらいいでしょう?
見てもらえますか?

はい。ただし!あくまでも私は医者ではありません。
出来る事は限られてます。
掛かりつけ病院は定休日。
引き取り、ミルクを飲ませて
ノミダニの駆虫スポット、補液を入れる。
怪我してる部分を消毒する。


老猫さん、おばあちゃんでした。
牙も1本なく、歯も無く、骨と皮だけで
栄養失調、脱水症状があるのは解ります。
目も白内障っぽいかな。

後はこの子の生命力です。
どうなるかわかりません。

朝、穏やかなお顔の猫さんが居ました。
静かに横になってる猫さん。
帰るまでまっててくれるかな?
回復してくれるかな?



願いは虚しく、帰宅すると冷たくなって・・・

助けてあげられなくてごめんね。
でも来てくれてありがとね。
最後にいいお顔見せてくれてありがとね。

保護された方が火葬へと連れていってくださいます。
2年ほど前まで保護した近くで餌をあげてた方が
居たそうです。
その方は今施設へ入居されてます。
この子はその方に可愛がってもらってた猫だと思われます。
その間、きっと寂しかったんだろうな。
辛い時間を過ごしたんだろうな。

最後に優しい人の腕に抱かれて良かったね。
安心して寝れて良かったね。
助けてあげられなかったけど
安らかに眠れて良かったね。
拾ってくださってありがとうございました。




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